VRChatは、他のオンラインゲームと違い、VR上のSNSです。通常のSNSとの大きな違いは、なんといってもVRを使った表現が、コントローラやVRゴーグル越しに表現できます。
VRChatってそもそも何をしている?

VRゴーグルを被ることで、VRゴーグルを動かした方向に視線などが移動するので、ユーザーは、まるでその場にいるような高い臨場感と没入感を味わうことができます。
ポイント1:3D空間を自分の手で演出できる
VRChatは、すべてのユーザーがクリエイターとして活動することができます。つまり、一定のユーザーランクまで上がると、ユーザーは
・3D空間のワールドをアップロードできる
自分だけの空間演出ができます。

・3Dアバターをアップロードできる
自分だけのアバターを作ったり、作者さんから購入することで、オリジナルのアバターになることができます

・3DでアップロードしたものをVRで体感できる
自分で作ったアバターやワールドだけでなく、ほかの人のものを高い臨場感によって共感することができます

また、アップロードしたワールドの中に入って、そのワールドの空間の中にいることができます。ユーザー同士の交流は、その「ワールド」のインスタンスと呼ばれる「まとまり」内で実施されるため、そのインスタンス内のワールド、ユーザー数、アバターの種類等で、GPUに求める描写能力が異なってきます。
VRChatでメモリが必要な理由
VRChatでメモリが必要な理由を簡単にまとめます
①純粋に3Dでリアルタイムで表示させるものが多い
3Dのグラフィックを表現するために、広大なワールドだけでなく、数百MB~下手したらGB単位のアバターが複数体いる環境の中で、常にリアルタイムで3Dで動いているということになります。ワールドにもよりますが、80人くらいまで入ることが可能です。
基本的にユーザーは、アバターを選ぶことができることがほとんどなので(イベントなどで特定のアバターにするように要求されるものもあります)必要なメモリは、アバターと人数次第によるものが非常に大きくなります。
正確ではありませんが、計算式に当てはめてみると、以下の様な感じになります。
必要なメモリの量=(ワールド+表示させたいユーザー数×そのアバターの種類)×画面数+α
*画面数はVRの場合、2個、デスクトップの場合は1個
②VRモードがあるから
単純にVRモードになると、両目に高解像度の画面を表示させるため、表示させる解像度が純粋に増えます。つまり、画像を表示させるメモリの量を普通に必要になるのです
③既存のユーザーがハイスペックPCが多い
とはいっても、VRSNSの怖いところは、そのインスタンス内にいる環境に合わせたいと思ってしまうところです。VRChatは無料で遊べますが、周りの環境がフルトラだったら、フルトラ機材が欲しくなり、特定のアバターだったら、アバターがほしくなります。
グラボも基本的にそうなります。イベントや集会では、写真撮影をする機会が多いです。VRChatを始めると、多くの人が自分のアバターや友人と一緒に撮影するようになります。そのため、自然とPCも高スペックのものが欲しくなってきます。
おおよそですが、VRChatの場合、多くのPCVRユーザーが大体VRAM12GB以上を取り付けているかと思います。インスタンス内に入る人数にもよりますが、集会やイベントにVRで参加し、25人位表示させた場合だとVRAMは、12GBは最低必要かと思います。VRにこだわらないのであれば、30人位までは対応できるかなぁという位です。
Radeonのトラブルが発生するかしないかは、機材にもよりますが、発生しても対処ができる人位のスキルの方だと、中級者以上の経験者になるので、大体16GB位を目安に買うかと思います。
表示は設定で調整可能
ここでの表示させたい人数やアバターの容量は、VRChat側の設定で可能です。何メートルの範囲で何人表示させるかなどの設定が、自分でできます。なので、多人数が集まるワールドでも、人数やアバターを制限するなど使えば、グラボのスペックが低くても、ある程度対応ができます。